東京都の感染者が2日連続で百人超え 緊急事態宣言解除後の最多も3日連続  

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 東京都で3日、新型コロナウイルスの感染者が124人報告された。東京都が発表した。2日には107人の感染が報告されており、2日連続で100人超えとなり、緊急事態宣言解除後の最多を3日連続で更新した。国内全体でも3日は計250人の感染が明らかになり、宣言後、2日連続の最多となった。。

 東京アラート解除後に増え続ける都内の感染者。解除が早すぎたのではとみる都民も多い。何のための東京アラートだったのだろうか。小池百合子知事は3日の記者会見で、事業者への休業要請について「国の緊急事態宣言が出た場合は専門家の意見を聴いて判断する必要がある」と述べ、慎重な姿勢を示した。休業要請に踏み切る場合は「東京全体なのか、地域や業種を絞るのか検討する」との意向も示した。

 東京都庁に掲げられた都知事選の投票を呼び掛ける横断幕。7月5日には新しい知事が選ばれるが、新知事の下で東京五輪・パラリンピックは来年に開催されるのだろうか=7月2日(Photo by Ken Shindo)

 新規感染者の124人のうち、夜の繁華街に関連していたのは58人。主な地域別内訳は新宿エリアが48人、池袋エリアが3人。年代別は20代と30代で8割近くを占めた。

 コロナ禍の中で実施された東京都知事選は5日に投開票される。各新聞社や通信社の世論調査では、小池百合子氏が他の候補を引き離し優勢に立っている。選挙の争点の一つとなっているのが、来年夏に延期された東京五輪・パラリンピックへの対応だ。だが世界中にコロナ禍が広がり、世界全体のの感染者が1千万人、死者が50万人を超える中、東京五輪を来年開くことができるか不透明になっている。