少数与党で変わる国会 長く続いた制度や慣行を改める好機 事前審査制や欧米に比べ少ない審議時間   期待したい迫力ある論戦

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 少数与党の衆院予算委員会で2025年度予算案審議が始まった。丁々発止、迫力ある論戦を期待したい。またこの機会に自民一強時代に築かれた国会運営の仕組み、例えば予算案などを国会に提出する前に自民党と各省で、調整する「事前審査制」をはじめ、欧米に比べて少ない国会の審議時間を増やすなど、長く続いた制度や慣行を改める好機でもある。

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中国製生成AIが世界に衝撃 スタートアップが格安で開発 先行企業オープンAIのデータを不正利用の疑い浮上 見劣る日本の研究力低下 容易でない日本のイノベーションへの貢献 企業、大学、研究・教育機関の力量問われる 分野別大学ランキングも低評価 

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 「中国AIアプリ 米で首位 『ディープシーク』「DeepSeek」波紋 市場は警戒感」。日経新聞1月28日付朝刊2面に載ったこの記事を読んだときは、「ホーッ」という程度の感想しか持たなかった。「ディープシーク」というのは起業して2年もたたない中国の小さなスタートアップだったためだろう。ところが同日の同紙夕刊1面トップ記事「エヌビディア株17%安」をはじめとする新聞・放送の続報の多さ、内容に驚く。

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✺神々の源流を歩く✺

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第53回 対馬固有の天道信仰とは何か  

 対馬は人口3万人ぐらいの町だが、神の島と呼ばれるだけに古社が多い。対馬固有といわれる天道信仰を知りたかった。市の教育委員会を訪ねて説明を聞いた後、「対州神社誌」を見せてもらうと、起源説話についてこうある。

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<米トランプ大統領が就任>米国、世界はどこへ トランプ型「君主制独裁国家」の登場 Xやメタなど米巨大IT企業がトランプ氏との関係修復へ 損なわれるリベラルな価値観

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 20日の米大統領就任を待ちきれなくなったのだろうか。トランプ次期大統領が年明けとともに国際社会を揺さぶる恫喝的な外交政策を打ち出し、世界を動揺させている。注目されるのは電気自動車や宇宙開発の起業家で大手交流サイトX(旧ツイッター)も握る世界一の大富豪の実業家イーロン・マスク氏が政府支出の効率化を担う新設組織のトップに据えられ、トランプ外交を側面から支える役割を担っていることだ。そこに同じ巨大IT企業のメタ(旧フェイスブック)のザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)がトランプ氏と摩擦のもとになってきた第三者機関によるファクトチェック制度の廃止に踏み切った。ザッカーバーグ氏は発表の会見で欧州(EU)が交流サイトの「検閲」を強化していると批判した。トランプ氏との関係を改善してその政権のもとに加わるのが狙いとみられている。米巨大IT企業各社が、米大統領に返り咲くトランプ氏との関係修復に向けた動きを活発化させている。

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<写真特集>「能登半島地震から間もなく1年(下)」地域の再生は思うように進まず復興へ長い道のり 今も多くが不自由な暮らしを強いられ人々の傷癒えず いつ復興するのか輪島朝市 志賀原発の周辺道路寸断で災害時避難の困難さ突き付ける 

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 石川県の能登半島を襲った大地震から2025年1月1日で1年。地域の再生は思うように進まず、今も多くの方たちが不自由な暮らしを強いられ、人々の傷も癒えない。追い打ちをかけた9月の豪雨でも土砂崩れが多数発生し、住宅や道路など復旧作業がさらに遅れる要因となり、復興への長い道のりを感じさせる。

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