いまなぜ「石橋湛山」か  混迷の時代に学ぶべき気骨の政治家 「小日本主義」に新たな光彩を 与野党議員が研究会設立

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 永田町で、超党派の議員連盟、「石橋湛山研究会」が会合を重ねている。設立されたのは昨年6月。 共同代表は岩屋毅外相(自民)、古川元久元国家戦略担当相(国民)、篠原孝元農水副大臣(立憲)の3人だ。石破茂政権からは石破首相、岩屋外相、村上誠一郎総務相ら7閣僚が参加する。石破氏はもともと「湛山ファン」で、就任前に出版した著書「保守政治家」でも「気骨のリベラリスト、混迷の時代こそ石橋湛山に学ぶべきことは多い」と言う。

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静かに広がる「財務省解体デモ」の根底にあるもの 個人参加の「経済デモ」に生活不安の切実感 氷河期世代の参加者も 江戸時代の「五公五民」に近づく国民負担率 テロ続いた時代に似た空気

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 財務省前で減税や積極財政を求める「財務省解体デモ」が静かに広がっている。7月の参院選を前に驚異的な物価高が進み、政党レベルでは減税合戦の様相だ。デモの特徴は、政党や労働組合がかかわっていない。個人で参加する「経済デモ」であることだ。

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✺神々の源流を歩く✺

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第56回 壱岐から京都へ遷座した月読神社

 月読(つきよみ)神社といえば、京都の古社で知られるが、壱岐の月夜神社が遷座した。壱岐は隣の対馬より小さいが、山が少なく平野部が多いので広々としている。月読神社は、フェリーの着いた郷ノ浦港からバスとの連絡が合わずに、タクシーで駆け付けた。約10分ぐらいである。まっすぐで急な石段は杉林の中を貫いている。ただ下枝がそろって切り払われているので明るい。若い観光客の人気のスポットにもなっているらしい。

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<トランプ大統領のペルシャ湾岸3国歴訪>中東を米国の勢力圏に取り込む戦略浮上 サウジ、UAEに「ハイテク基地」構想 ネタニヤフ政権と距離を置く 「最悪の事態」続くガザ戦争 だからこそ解決のチャンスとなり得るか

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 トランプ米大統領がペルシャ湾岸のサウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)、カタールの3国歴訪(13~15日)で290兆円に及ぶ巨額の武器・旅客機売却、インフラ整備、相互投資推進などの経済連携に合意した。その核心にあるのは、米国の大量のデータ処理能力の半導体や人工知能(AI)テクノロジーの開発・製造基地をサウジとUAEが引き受けたことだ。そこからは中東を米国の勢力圏に取り込もうとするトランプ氏の戦略が見えてくる。

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