立憲民主党の斎藤嘉隆国会対策委員長は6月12日、「(首相の)言っていることが二転三転している。不誠実な答弁に終始していたと言わざるを得ない」と高市早苗首相の総裁選や衆院選での陣営による「中傷動画」疑惑についての一連の国会答弁を批判した、と朝日新聞13日付朝刊は「中傷動画 首相答弁訂正も ぶれる発言 秘書の国会招致要求強まる」との見出しの記事で報じている。高市氏は10日の衆院法務委で5日の参院予算委での答弁を訂正した。どういういきさつがあったのか。改めてその意味を考えた。
コラム「番犬録」第29回 「高市首相の中傷動画疑惑」 秘書と動画作成者との接点はもう隠しようのない事実だ 否定すればするほど首相の政治責任は大きくなっている 信用性なく軽く矛盾だらけの国会答弁 逆切れの見苦しい対応目立つ 真綿でジワジワと首をしめるような文春報道 国旗損壊罪は「立法事実なく違憲」 違反者に「2年以下の拘禁刑または20万円の罰金」の恐ろしい内容 高市氏の強い「思い入れ」 新たな改憲項目を見通したものか 皇族数確保策に関する「立法府の総意」案 必要なのは「皇族数」ではなく「皇位継承」の議論 「男系男子ありき」では 「女性・女系天皇」に繋がる方向性を残せ
6月4日、5日に行われた衆参両院予算委での高市早苗首相の陣営による「中傷動画疑惑」の審議。答弁に立つ高市氏の姿はテレビで全国中継された。その表情は硬いままで、野党の厳しい追及にときおり「逆切れ」するなど一国を預かる内閣総理大臣として、正直言って見苦しい対応が目立った。
コラム「番犬録」第28回 高市陣営による誹謗中傷動画疑惑に報道相次ぎ野党も追及強める 朝日新聞もようやく「参戦」 高市首相のアキレス腱に 国会で気色ばみ疑惑否定 「週刊誌の記事が証拠か」と反論 首相会見「質問は全社で一度」と「言論統制」 辺野古沖事故で「政治利用」したのは高市政権だ
5月28日午前の参院厚生労働委員会。高市早苗首相は、昨年の自民党総裁選や今年の衆院選を巡り、自陣営が自民党のライバル候補や野党候補を誹謗中傷する動画を作成し交流サイト(SNS)に投稿していたとする週刊文春の報道について、改めて陣営の関与を否定した。立憲民主党の石橋通宏氏から報道の真偽を問われての答弁。 高市氏は「秘書に確認した」としたうえで「ないものはない。確認できないことを私自身が証明できない限り、まるであったかのように印象付けられるには大変心外だ」とも語った。
「再審制度見直す刑事訴訟法改正案」 再審審理の長期化もたらした検察抗告 批判受け「原則禁止」に政府案修正 「全面禁止」には応じない検察側 証拠開示も難題に 国会での審議の行方焦点に 熱意感じられない高市政権
日本の再審制度は欧米に比べて、法の不備など冤罪の救済が遅れるなどと不評だ。政府は検察の不服申し立て(抗告)の原則禁止など、再審法制の改革に重い腰を上げたが、まだ不十分といわれる。冤罪事件を防ぐ刑事訴訟法の整備を含めて、国会を舞台に「開かずの扉」をこじ開ける努力を期待したい。
<イランの核開発疑惑とトランプ大統領>イランの核保有阻止に執念 「核合意」離脱のトラウマ 「オバマ憎し」先行の愚行 「大失策の歴史」からの抹消狙う 戦争の目的が貯蔵ウランの押収だと昨年の作戦は失敗だったのか 何が何でも核保有阻止を「手柄」に
イラン問題を巡るトランプ米大統領の発言をたどる。「石器時代に引き戻す」は4月1日だったのでエプリルフールだった? 次の「何も残らない」攻撃は19日作戦開始寸前に湾岸諸国から待ったがかかったのだそうだ。4日後の23日戦争終結交渉はほぼ終了、合意を急ぐことはないと停戦を60日延長ー。次に何が来るか分からないが、ワシントンからの日本のテレビ局のニュースによると、トランプ氏は2015年にオバマ元政権下の米や英仏独中ロとイランとの間で締結された「イラン核合意」(オバマ合意)よりよい合意を目指すと記者に話したそうだ。筆者は、これは正直な発言と受け取った。