川崎重工業が海上自衛隊の潜水艦乗組員らに対し、長年、下請け企業との架空取引で捻出した裏金で物品や飲食代を負担していた―。この記事で思い出したのが、40年近く前にノーベル物理学賞受賞者の江崎玲於奈博士に聞いた話だ。主任研究員をされていたニューヨーク市郊外のIBMトーマス・J・ワトソン研究所で長時間インタビューさせていただいたのは、氏が筑波大学学長就任を機に30年を超す対米生活を終える数年前のことである。
<沖縄の米兵による性的暴行事件>政府がなぜ公表しなかったのか深まる疑問 非公表は県警幹部が独断で決めたのか 事件の隠蔽が沖縄県議選にもたらした影響 広がる市民の怒り 責任あいまいなまま事実上の幕引きか
沖縄でこの6月末に相次いで発覚した米兵による性的暴行事件。いま、沖縄では、起訴された米兵の1人が所属する米軍嘉手納基地のゲート前で、性暴力の根絶を訴える「フラワーデモ」があったり、東京の外務省前では、「隠蔽を許さない」と女性団体が抗議するなど、女性を中心とした市民たちの怒りの輪が広がっている。
✺神々の源流を歩く✺
第49回 素盞嗚尊と対馬
白木神社の祭神は素戔嗚尊である。対馬にはこの島特有の天道信仰の神社とともに、彦火火出見命、豊玉姫、神功皇后に関する伝承、また素戔嗚尊と一族が関係する神社も少なくない。多彩な神社が多いということは、交流に果たした海の役割が大きかったということになるだろう。天日槍や都怒我阿羅斯等に関する伝承はあまり聞かれないが、これはそれぞれの神が通ってきた道が異なっているからであろう。
<鹿児島県警情報漏洩事件>メディアに対する強制捜査を〃アリの一穴〃にしてはならない 「言論・表現の自由」脅かす愚行 記者会見でもスッキリしなかった本部長の「隠蔽疑惑」 「公益通報」認定には高いハードルも
鹿児島地検は6月21日、鹿児島県警の内部文書が漏えいした事件で、県警前生活安全部長、本田尚志元警視正(60)を国家公務員法(守秘義務)違反の罪で起訴した。これを受けた形で野川明輝県警本部長らが記者会見。午後3時から始まった会見の模様は、NHKにより全国中継された。筆者はこのテレビ中継とその後のネット中継も視聴した。野川本部長は本田元警視正が主張する県警枕崎署員による盗撮事件の隠蔽(いんぺい)の指示などをあらためて否定した。