首相就任以来2回目となる7月15日の野党6党首との党首討論。なぜかこれを極端に嫌がる高市早苗首相を党が説き伏せて実現した。しかし、わずか1時間余りの討論。時間的にいっても、とてもかみ合う議論などできるわけもない。そこで、ただひとり、世論がやや忘れかけている高市氏のアキレス腱である「中傷動画」問題を取り上げたのは、中道改革連合の小川淳也代表だ。自民党のだまし討ちだったのに、旧宮家の養子を認めるという男尊女卑の皇室典範改正に衆院で土壇場で賛成して強い批判を浴びたことを挽回するかのようにこの日は、「中傷動画」問題にあえて触れた。 NHKの中継でその一部始終を見ていたが、主なやり取りを確認しておこう(TBS NEWS DIGから)。
「皇室典範改正の暴走」高市首相が最重要法案として執念燃す 旧宮家養子の男子に皇位継承権 女性、女系天皇への道をふさぐ 麻生元首相の妹も養親対象の皇族に 露呈する現皇室への反感と軽視 戦没者巡礼、平和行脚は邪魔? 昭和100年式典でお言葉を排除 愛子さまの作文に見る平和への強い思い
高市早苗首相が最重要法案として執念を燃やした皇室典範改定案が衆議院を通過しました。「皇族数の確保」を図ることが「立法府の総意」の議論の当初目的だったにもかかわらず、突如として政府案に①女性皇族の配偶者や子を皇族としないことを前提にした仕組み②戦後に皇籍を離れた旧11宮家(すべて伏見宮家の男系子孫で現天皇家と血統が遡って交わるのは、なんと室町時代)の男性子孫を養子として迎えることができ、その養子の男性子孫に皇位継承資格を認める――ことが強引に盛り込まれました。
✺神々の源流を歩く✺第63回 儒教式の村祭 男性は「酺祭」、女性は堂祭
男性が中心になって行う村祭は儒教式で行われ、酺祭(ポジェ)壇と呼ばれる。女性中心の堂祭と酺祭はもとは、同じ一つの祭祀だった。ところが、朝鮮時代に儒教が国教になると、儒教形式の儀礼が強制され、男性主体の酺祭と女性中心の堂祭に分けられる。ただ同じ場所で男性の酺祭が終わった後、女性中心の堂クッが行われるので、互いに似ている。
コラム「番犬録」第31回 世論無視したとんでもない皇室典範改正案 憲法に違反し戦後民主主義に逆行 「象徴天皇制」を揺るがす大問題 養子の子に皇位継承権 あくまでこだわる「男系男子」 「皇族数確保」を「皇位継承」にすり替え 「愛子天皇待望論」に象徴される「女系天皇」の芽つぶすのが目的 「中傷動画疑惑」で答弁の代わりに「秘書陳述書」 逃げ切りを許してはならない 常軌を逸した高市氏の幼稚な振る舞い 一国の首相として恥ずかしい姿 証人喚問すべきだ 今こそメディアの正念場 少しずつ落ち始めた支持率 沖縄慰霊の日の首相あいさつに住民抗議
高市政権のこのようなやり方にはとても納得できないー。6月26日、政府がまとめた皇室典範改正案の全容が判明した。この改正案には、旧宮家出身の男系男子を養子縁組で皇族とする案について、養子となった皇族男子(配偶者と子のいない15歳以上)の子孫の男系男子が皇位継承資格を有することが明示されている。木原稔官房長官は同日の記者会見で「皇位継承は男系男子とする現行の皇室典範の規定が(養子の子や子孫に)適用される」と説明したという。
コラム「番犬録」第30回 「高市首相の中傷動画疑惑」 「答弁訂正」に追い込まれる首相 公設秘書と動画作成者との接点を認めたものだ 「虚偽答弁」の可能性も 大きい政治責任 内閣記者会は会見開催でもっと官邸と戦え 週刊文春は「サナエトークン」を持ちかけた経緯などスクープ第6弾 動画作成者は都知事選でも石丸候補にアドバイス
立憲民主党の斎藤嘉隆国会対策委員長は6月12日、「(首相の)言っていることが二転三転している。不誠実な答弁に終始していたと言わざるを得ない」と高市早苗首相の総裁選や衆院選での陣営による「中傷動画」疑惑についての一連の国会答弁を批判した、と朝日新聞13日付朝刊は「中傷動画 首相答弁訂正も ぶれる発言 秘書の国会招致要求強まる」との見出しの記事で報じている。高市氏は10日の衆院法務委で5日の参院予算委での答弁を訂正した。どういういきさつがあったのか。改めてその意味を考えた。