これで十分かノーベル賞報道 近年の研究力低下にも関心を 研究力低下示す数値多々 世界大学ランキング訂正に報道なし

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 昔よりはるかに大きな扱いでは!ノーベル生理学・医学賞に坂口志文、同化学賞に北川進両博士の受賞決定以降、授賞式に至るまでの報道ぶりに考えさせられたことは多い。筆者は1987年に利根川進氏が生理学・医学賞を受賞した際、ストックホルムで授賞式を取材した経験がある。授賞式の様子を伝える以外の記事を要請された記憶がない。授賞式の記事と写真を送り終え、晩餐会が行われている頃は、共同通信ストックホルム通信員の高橋功氏と街で飲んでいた。「ノーベル賞の晩さん会に出られるなんてスウェーデンの人間にとって夢のようなことなのに」。あきれたような顔で高橋氏に言われた言葉を思い出す。取材者用の席は用意されていたはずなのに晩餐会をのぞこうともしなかったことに対してだった。

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コラム「番犬録」第15回 中国軍機が自衛隊機にレーダー照射する事態にエスカレート 危ない高市首相自体が「存立危機事態」 しばりをかなり拡大解釈して持論を語る 世論調査の数字がひとり歩き メディアの熱狂的な「翼賛報道」が支持率後押し 2カ月足らずで世の中の空気ガラッと変わる スパイ防止法は国民主権や基本的人権、平和主義という憲法体制壊す 思想・良心の自由を保障した憲法に抵触する恐れのある国旗損壊罪 メディアに相次ぎ登場し久しぶりの歯切れ良い「石破節」

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 米経済紙「フォーブス」は12月10日、ことしの「世界で最もパワフルな女性」100人を発表、高市早苗首相が第3位に選ばれた。1位は欧州委員会のフォンデアライエン委員長、2位は欧州中央銀行のラガルド総裁だった。朝日新聞(12日朝刊)によると、同誌は高市氏について「強硬な保守派で、同じく(英国の)女性初の首相だった『鉄の女』のサッチャー氏をロールモデル(手本)として挙げている」と説明している。「鉄の女」かどうかは見る人により異なると考えるが、高市氏が他人を信用せず、自説を曲げず、自分のした過ちをけっして認めないという点で〃パワフル〃といえるのかもしれない。

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トランプ米大統領、行き先不明の漂流に 「MAGA」派に亀裂広がる 支持率30%台に下落 レームダックが始まったとの観測も 1年後の中間選挙控え政権の盛衰が国際関係の行方左右 

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 トランプ米大統領の第2次政権が10カ月目から11カ月目に入るわずかの間に、その足元が一気にぐらついてしまった。多くの世論調査によれば、憲法・法律無視の大統領令を乱発して米民主主義を自分が全権力を握る独裁国家に造り変えようとしてきたトランプ氏の支持率は、この夏にはすでに40%台半ばからから30%台半ばへと下落していた。加えてトランプ氏の強固な支持勢力にも、内政および外交問題をめぐって険しい意見対立やトランプ批判が広がり出した。米メディアには、トランプ氏は活気ある統治能力を失ったまま(3年後の)任期切れを待つだけの「行方」定めぬ漂流に入った=いわゆるレームダック(死に体)化=との気の早い観測もちらつきだしている。

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コラム「政治なで斬り」 戦後80年、新憲法下で初の首相となった片山哲氏に注目 護憲と政治浄化を主張 「貧しき者、弱き者」の立場から政治を見つめる 「政治は民主主義、経済は社会主義、世界は平和主義」を唱える これこそポピュリズムや独裁が台頭し貧富の格差が広がる今、真剣に考えるべきこと 白楽天を好み著書も2冊

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 戦後80年という節目に、さまざまな分野で戦後を振り返り、将来に思いはせる催しが開かれている。「片山哲」と言っても、知らない人が多いかもしれない。新憲法下で最初の首相を務めたのが、日本社会党委員長だった片山哲氏だった。片山氏の顕彰会も、11月初めに東京都内のホテルで開かれた。

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コラム「番犬録」第14回 「外交官の良心」が高市首相に「答弁撤回」呼びかけ おかしくなっていないかマスメディア 目に余るメディアの「政権忖度報道」 読売社説の「野党が悪い」はおかしい 世論調査は高い支持続く 前川喜平氏が高校での「政治国語」必修化を提案 「政治家の言葉を理解するには別の読解力必要」

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 高市早苗政権発足後、1カ月が過ぎた。「台湾有事」は集団的自衛権が可能な「存立危機事態」になり得るとの国会答弁をめぐり、首相は中国側の主張を退けて答弁を撤回せず、日本への旅行自粛、日本産水産物の輸入停止を通知するなど、中国側は対抗措置のトーンを強め、さらにエスカレートする構えを見せている。首相答弁が戦争の可能性に踏み込んだように受け止められ、結果として中国側を挑発してしまったことは確かだ。一方で高市氏の勇ましい首相答弁を評価してか、メディアの世論調査では政権への高支持率が続く。

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