第61回 巫俗信仰は迫害の歴史
朝鮮半島には古くから「巫俗」(シャーマン)という伝統信仰(シャーマニズム)がある。これを行う人は巫堂(ムーダン)と呼ばれた。巫堂で行われる独特な儀式やお祓いについて、済州島出身の玄容駿氏(元済州大教授)は、1985年に日本で出版した「済州島巫俗の研究」のなかで、仏教の影響を受けながらも、「神道」に似ていると感じられるところもあると、指摘している。
朝鮮半島には古くから「巫俗」(シャーマン)という伝統信仰(シャーマニズム)がある。これを行う人は巫堂(ムーダン)と呼ばれた。巫堂で行われる独特な儀式やお祓いについて、済州島出身の玄容駿氏(元済州大教授)は、1985年に日本で出版した「済州島巫俗の研究」のなかで、仏教の影響を受けながらも、「神道」に似ていると感じられるところもあると、指摘している。
トランプ米大統領とネタニヤフ・イスラエル首相が一方的に始めたイラン戦争が40日を過ぎようとしいる。中東からの石油停止事態を招き世界中でか弱い庶民生活が大迷惑にさらされているのに、トランプ発言は日々二転三転。ホルムズ海峡のことは米国には関係ないと言うし、イランという「悪者」を完全に破壊したのに、さらに石器時代に戻すまで攻撃を続けるという。それが終わるまで我慢するほかないのだろうか。世界の目がひきつけられている一方で、ネタニヤフ氏が率いるイスラエル軍だけは「ガザ戦争」の停戦入り後もイランやレバノンに対し好き勝手に攻撃を続けている。「ネタニヤフに担がれた戦争」との見方が当初からあったが、それがくっきり浮かび上がっている。
米軍とイスラエル軍によるイランへの奇襲攻撃(2月28日)から始まった中東危機は、世界中を巻き込み続いている。イスラエルのネタニヤフ首相にそそのかされ、イランの体制転換の好機と完全に見誤ったトランプ米大統領は1カ月間延期した中国訪問を5月14、15日に再設定し、何とかそれまでに「勝利」を取り繕うのに狂奔している。イランが言うことを聞かなければ「石器時代に戻してやる」という乱暴な脅しの常套句まで飛び出した。
やっぱりというか予想通りというか、自民党は巨大与党になった途端に、高市早苗政権にもおごりやゆがみが出てきた。
3月20日(日本時間)の日米首脳会談で懸念されたのは、政府やメディアのスタンスと異なり、トランプ米大統領にホルムズ海峡への自衛隊派遣要請をされることなどではなかった。むしろ、高市早苗首相の方からこの問題で何か踏み込んだ発言をしてしまうことだった。政府やメディアは「大成功」と騒いでいるが、その結果はまだ分からない。