「緊急事態宣言」人が消えた浅草 観光客が途絶えた

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 緊急事態宣言が改正特別措置法(新型コロナ特措法)に基づくものとしては初めて発令された。安倍晋三首相は4月7日午後7時から記者会見し、新型コロナウィルスの爆発的感染を防ぐため、改正特別措置法に基づく緊急事態宣言を出した。対象となった東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、福岡の7都府県の知事は、外出自粛要請や施設の使用停止といった私権の制限を伴う措置が可能となった。

人影途絶えた浅草

 その歴史的瞬間をボクが生まれた浅草で撮影することにした。狙いは雷門から本堂に至る仲見世。一時は和服姿の海外からの観光客に占拠されたこの参道がどうなったか。

 雷門に着くと人影はまばら。ドローン片手に目の前にある改装工事中のビルへ。日没寸前の午後6時15分、誰もいない浅草文化観光センターの展望テラスに登り眼下の仲見世通りを見渡すと予想通り人影が途絶えて深閑。

 でも南東の青ずんだ空を見上げるとなんと、黄色いスーパームーンが東京スカイツリーの脇に昇ってきたのです。天文学的なスーパームーンは8日未明の午前3時9分だそうですが、凄い不気味な光景にシャターを切り、忘れ得ぬ日になりました。

想像絶する後遺症

 東京・浅草でも、この2カ月半で観光客は大激減。飲食店や娯楽施設では休業や閉店が続いている。政府は未曾有の108兆円の経済対策を発表した。しかしバラマキを得意とする安倍政権でも神社のお賽銭までは支援はしないだろう。たとえコロナ禍が食い止められたとしても後遺症が想像を絶するかもしれない。

スーパームーンの暗示

 不気味なスーパームーンはそれを暗示しているかもしれない。