<ガザの戦闘から1年>ネタニヤフ・イスラエル首相の「大宗教戦争」 「人道主義」と「教義」の谷間で非戦闘員の犠牲続出 「大イスラエル主義」対「パレスチナの大義」 パレスチナ全土をイスラエル領とする既成事実つくりの野望ちらつく

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 パレスチナ自治区ガザでイスラエル軍とイスラム組織ハマスの戦闘が始まってから2024年10月7日で1年が過ぎた。「天井なき牢獄」と言われたガザは、イスラエルの攻撃で瓦礫の山と化し、ガザ保健当局によると、ガザ側死者は1年間で4万1870人となり、少なくとも1万人以上の遺体が埋もれたままだ。ガザ人口の9割に当たる190万人以上が避難生活を続ける。それでもネタニヤフ・イスラエル首相はハマスの掃討戦を継続し、さらにレバノンに侵攻、イラン攻撃もうかがっている。ネタニヤフ氏の戦線拡大から「ハマス殲滅」を足場に周辺地域の反イスラエル勢力に大きな打撃を与え、バイデン米政権および国際社会の合意になっている「2国家共存」を断念させ、パレスチナ全土をイスラエル領とする既成事実つくりの野望がちらついてきた。バイデン米大統領のイスラエルに対する影響力の無力ぶりを浮き上がらせ、米大統領選挙でトランプ前大統領の再選の後押し効果を期待していることも間違いないだろう。

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<2024米大統領選>残り少ない「残票」の争奪戦 ハリス氏は僅差のリード守れるか トランプ氏は根拠なき「個人攻撃」に賭ける

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 米大統領選挙は既に一部の州で郵便投票が始まって、最後の投票日まであと5週間ちょっと。民主党候補のカマラ・ハリス副大統領(59)と共和党候補トランプ前大統領のテレビ討論(10日)は、ハリス氏圧勝との見方が支配的だったが、ハリス氏の僅差のリードをトランプ氏が追うという情勢にほとんど変化は起こっていない。これは両候補とも支持票固めを終えて、まだ投票先を決めかねているのが中間派ないし無党派の票だけになっているためとみられている。残り少ないこの「残票」の奪い合いをどちらが制するのか。予測はしがたいが、9月下旬に入って米主要メディアには、ハリス候補を後押しする状況がいくつか起こっていると伝えられる一方で、トランプ氏には痛手となりそうな記事が少なからず報じられている。

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<自民党総裁選>9候補の論議で浮かび上がる政策争点 主張の開きは政党として強みか弱点か 総選挙でもあらためて問われる課題に

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 自民党総裁選は9月27日の投開票に向けて最終盤に入った。誰が総裁(首相)になるかが最大の焦点だが、候補間の論議で浮かび上がった政策争点も興味深い。同じ党と思えないほど開きがある。それは政党として強みか弱点か。次の総選挙であらためて問われる課題だ。裏金問題、政策活動費、選択的夫婦別姓、解雇規制緩和、マイナンバーカードに健康保険証の機能を持たせるマイナー保険証などの主要争点についての各候補者の主張を見てみるとー。

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✺神々の源流を歩く✺

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第51回 対馬の神と記紀の神(中)

素戔嗚尊の歌とされる日本最初の和歌

 素戔嗚尊についても、対馬神話と記紀神話では異なった人物像になっている。記紀神話では八岐大蛇を退治したりする英雄譚もあるが、粗暴で荒々しく手足の爪をはがされて、天界を追われる話になっている。八岐大蛇退治の話については、鉄の採取で赤く濁った出雲の川を治めた話が転訛したのではないかという見方もある。また日本で最初に作られたといわれる和歌である「八雲立つ 出雲八重垣 妻籠みに 八重垣つくる その八重垣を」は、素戔嗚尊の歌だとされる。

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