<「ガザ戦争」とパレスチナ紛争(下)>「人道危機」招いたイスラエルの「過剰報復」 米政策の失敗露呈、遅すぎたバイデンのネタニヤフ批判が転機に

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 国際的な批判に耐えきれなくなったバイデン米大統領がやっと、イスラエル軍の住宅密集地域への無差別攻撃によって「イスラエルは世界の支持を失いつつある」とネタニヤフ首相に警告を発して作戦規模の縮小を求めた(12日)。バイデン氏は自身の「ネタニヤフ融和策」の失敗を公に認めたのだ。だが、ネタニヤフ氏は戦争目的達成にはなお数カ月以上かかるとして「世界が何と言おうと私を止めることはできない」と頑な姿勢を変えていない。ネタニヤフ氏は加えてバイデン氏が紛争解決への唯一の道としてきた「二国家共存」を受け入れるつもりはないと発言した。米国大統領の批判を浴びた衝撃でイスラエルが内に秘めてきた「本心」を口走ったのかもしれない。

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<政治資金パーティー問題>「開けられた闇のバンドラの箱」 裏金疑惑逃げる安倍派 岸田首相は実体解明の先頭に立て

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 「自民党の深い闇のパンドラの箱がついに開けられてしまった」。ある自民党関係者はテレビ局の取材にそう話した。自民党派閥の最大の収入源である政治資金パーティーの不透明な金の流れを巡る疑念が浮上した。売り上げの一部を議員側にキックバックした疑いのある自民党最大派閥、清和政策研究会(安倍派)をはじめ、各派閥は所属議員にパーティー券の販売ノルマを課し、ノルマを超えた分をキックバックさせてるという「組織ぐるみの金集め」の実態が明らかになりつつある。永田町が注目しているのは安倍派が突出していることだ。

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<「ガザ戦争」とパレスチナ紛争(上>>難民キャンプや病院も標的 子ども含め民間人死傷1万人超に衝撃 イスラエルと米国の大きな誤算 紛争解決への圧力強まる

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 75年にも及ぶパレスチナ紛争解決の方向を誤り、この事態に持ち込んだ責任はどこにあるのか。ネタニヤフ・イスラエル首相とバイデン米大統領、および長年同国政府の後ろ盾となってきた米政府の責任を追及するとともに、紛争解決を求める声が高まっている。

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✺神々の源流を歩く✺

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第45回 古代神道引き継ぐ対馬の赤米神事
天孫族と海神族を結ぶ 

 対馬には古代神道を引き継いでいる赤米を使った「赤米神事」が千数百年続けられている。対馬の豆酘出身の郷土史家、城田吉六氏の「赤米伝承―対馬豆酘村の民族」によると、赤米の神事は、対馬の多久頭魂神社と鹿児島県の種子島の宝満(ほうまん)神社、それに岡山県総社市の国司(くにし)神社の3カ所で、それが「瀬戸内海を通り、他の文化とともに順次、畿内へと普及したのではないか」としている。

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〖山崎博康さん逝く〗激動の旧ソ連・東欧取材に足跡 共同通信OBらが偲ぶ会

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 共同通信社でワルシャワ、モスクワ支局長を務め、東欧と旧ソ連の激動期を現場でウオッチし続けた山崎博康さんが7月18日に逝去された。享年75歳。独り暮らしの病死でした。共同外信部のOB、OGを中心に55人余が9月29日、山崎さんを偲ぶ会に集まり、旧ソ連・東欧の取材に情熱を傾けてきた山崎さんを追悼し、旧ソ連・東欧の取材に渾身を傾けた思い出を語りました。

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