「関西電力の第三者委員会調査報告書」原発フィクサーと関電との〃利権構造〃をあぶり出す 読み応えある報告書

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 3月14日に公表された関西電力の第三者委員会調査報告書は、強制力のない任意調査という限界がある中で、ヒアリングや電子メールの復元などデジタルフォレンジック(法的証拠を見つけるための 鑑識調査や情報解析に伴う技術や手順)を使った約5カ月間の調査で、この問題のフィクサーとされる福井県高浜町の元助役、森山栄治氏(故人)をめぐる、関電の原発事業の〃 闇〃やその〃利権構造〃をかなりの部分、解明したといえる。

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「呪われたTOKYO2020」人影もまばらな都心 新型コロナの感染拡大

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外出自粛要請で年度末にも関わらず交通量が激減した東京・銀座4丁目交差点=2020年3月31日午後6時35分(Photo by Ken Shindo)

 新型コロナウイルス感染の危機が日本に拡がってから2カ月になる。4月1日、日本の経済を支える102兆円の新年度予算が施行されるが、コロナウイルス対策費は入っていない。エイプリル・フールでもないが新型コロナウイルスの感染者拡大でイベントの中止や外出自粛で観光業や飲食業は大きな打撃を受けている。また雇止めや仕事を解雇された人が既に1万人になったという。

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「メルケル演説を読んで」制限は命を救うため 「移動の自由は権利」と強調 安倍会見と対照的

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  当ブログ(watchdog21.com、3月27日)に転載された、メルケル独首相のテレビ演説全文(ドイツ語翻訳家・林美佳子さん仮訳)を読んだ。最も印象に残ったのは、メルケル首相が、新型コロナウイルス感染症対策として打ち出した制限政策について、「移動の自由」は「苦労して勝ち取ってきた権利」とした上で、その制限は「絶対に必要な場合のみ正当化され」「今、命を救うために不可欠なのです」と述べている点だ。

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「コロナ記者会見で見えてきたもの」少しも心に響かない首相の言葉 キーワードは「信頼性」 

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安倍晋三首相は3月28日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて3回目の記者会見を行った。1回目の2月29日には、2日前に感染防止のために打ち出した小中高などの全国一斉の臨時休校要請について会見したが、一斉休校について明確な判断根拠を示さなかった。その上で、フリージャーナリストの江川紹子さんらが手を上げているのに、自分の一方的な説明を含めて36分で打ち切った。2回目の3月14日には、司会の長谷川栄一・内閣広報官が途中で会見を終えようとしたが「これで会見といえますか」と記者から抗議を受け、再開したものの、結局、首相の説明を入れて52分だった。  

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「新型コロナへの対応」世界に伝わるメルケル独首相の演説 一人一人が必要な理由と貢献できることとは

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 ドイツのメルケル首相は3月18日、「コロナウイルス対策について」と題した重要演説を全ドイツ、全世界に向け行いました。その中で同首相は、自らと連邦政府を何が導いているか、民主主義に必要な政治的決断を透明にし、行動の根拠をできる限り説明して国民の理解を得るようにすると表明しました。同首相はこの演説で、国家にとってこの重大な危機に、国家がなにをなすべきか、民主的な社会と国民がなにをなすべきかを、明確に示したのです。

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