政府は新型コロナウイルスの感染者を乗せたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」での対応に失敗、日本の感染症患者数は拡大の一途にある。
首相が”やってる感”アピール その発想に「ガダルカナル戦の教訓」 新型コロナで釈明の初会見 質問、途中で打ち切り
2月29日の土曜日の午後6時。安倍晋三首相は首相官邸で、新型コロナウ イルス感染防止のために打ち出した小中高などの全国一斉の臨時休校要請について記者会見した。2日前の27日夜、首相が唐突に表明した要請がメディア や学校現場などから「説明不足」などと強い反発が出ていることに対する大事 な釈明の会見だった。首相は19分間、「全国一斉休校」について、明確な判断の根拠を示さず、一方的に「決意表明」。記者の質問を途中で打ち切るなど 「何のための記者会見だったのか」との疑問が残る、後味の悪い会見内容とな った。
反国策捜査のすすめ このままでは「秋霜烈日」のバッジが泣く
新型コロナウイルスの感染拡大のかげで進む、安倍晋三政権による黒川弘務東京高検検事長の定年延長問題は、政権が自分たちの利益を守るために「そこまでやるのか」という”一強支配”の恐ろしさを改めて国民にみせつけた。内閣人事局をつくって約600人のキャリア官僚の首根っこを押さえ、「忖度」や「公文書の改ざん」すらさせる安倍政権。日銀、内閣法制局、NHKと本来は「独立性」の高いはずの組織のトップの人事を次々と思うがままに操る。そして、その集大成として政権はついに、総理大臣でも逮捕・起訴する権限を持つ検察庁のトップ人事に露骨に介入してきた。
地域社会が崩壊の危機〜5年ぶりの与那国島の旅
2月9日は旧暦で1月16日。沖縄の八重山地方は「十六日祭」と言って、島の人にとってはこの日が本当のお正月。ご馳走を作って亀甲墓にお参りし、墓の前で先祖とともに直会をする。この日を挟んで5日間、与那国島を5年ぶりに訪れた。
怪しさが露呈した自衛隊派遣の世論調査
新型コロナウィルスのニュースに紛れてしまったが、中東地域の「調査・研究」にあたる海上自衛隊の護衛艦「たかなみ」が1月横須賀を出港し、安倍晋三首相がトランプ米大統領に約束した中東でのプレゼンスを本格化した。その前にはP3C哨戒機2機が先行して現地で行動している。問題は、この自衛隊派遣について、ほぼ同時期に行った大手マスコミの世論調査結果が極端に異なっていたことであり、とあるメディアが調査の信頼性に疑念を投げかけた。何故か。自衛隊派遣に対する賛否がほぼ逆だったからだ。