新自由主義経済のモデル「ワシントン・コンセンサス」(注1)が破綻した後の国際経済のモデルには、バイデン大統領の経済政策がふさわしい。「バイデノミクス」と呼んで、「新しいワシントン・コンセンサス」にするー。米政権首脳のこうした発言がメディアの関心を呼んでいる。米経済の先行きはまだ分からないのに先走りすぎとの批判も出ている。もちろんトランプ前大統領との選挙戦で低迷する支持率を上げる狙いは一つ。併せて冷戦後の世界経済を率いてきた市場任せの「新自由主義」経済は失敗に終わっても、米国は「バイデノミクス」を押し立てて世界経済をリードする、と米国および世界へ向けて宣言したものと受け取れる。
数値重視の議論なぜできぬ 重要課題将来世代に押しつけか 福島原発処理水海洋放出
東京電力福島第一原子力発電所処理水の海洋放出計画は国際的な安全基準に合致する。7月4日、国際原子力機関(IAEA)がこうした包括報告書をまとめ、グロッシIAEA事務局長が岸田文雄首相に手渡した。グロッシ事務局長はその後、日本記者クラブに移動し記者会見を行ったが、予定時刻のだいぶ前から会見場は記者と映像撮影者でほぼ満員。海外メディアと思われる記者の姿も多かった。内外の報道機関がこの問題で日本政府の主張よりIAEAの見方を重視していることを示しているように筆者には見えた。
✺神々の源流を歩く✺
第42回和多都美神社
深いところでつながる大和神話と対馬神話
対馬の中央部、豊玉町仁位にある和多都美(わたつみ)神社を訪ねる前に、厳原市教育委員会の文化財保護課で資料をもらい説明を受けていたら、予定のバスは出てしまった。次は一時間以上待たなければならないというので、後の予定もあってタクシーで和多都美神社を訪ねることになった。
「人種差別の歴史」から抜け出せない米国 南北戦争の「戦後統治放棄」が呪縛に オバマ、トランプ両政権党登場とグローバリズム破綻で人種差別が最大の争点に再浮上
米ハーバード大学が入学選考で黒人などの少数派を優遇しているのは人種平等を定める憲法に違反するとした米連邦最高裁判決。学生選考には公正が求められるという点で、日本でも関心が寄せられていると思う。だが、米国では奴隷制度を廃止した南北戦争(1861~65年)以後も、政治、社会、文化のいたるところに根強く残る人差別問題のひとつが浮上したに過ぎないともいえる。
<機密文書持ち出し疑惑>トランプ前米大統領が起訴に猛反発 バイデン政権・民主党に「報復」攻撃開始 民主党も対決辞さずの構えで「選挙戦入り」の様相
私邸への機密文書持ち出しを巡って国防情報を不当に保持していたスパイ防止法違反や司法妨害の共謀など七つの罪に問われ、37件の個別事案で起訴されたトランプ前大統領が、起訴事実すべてを事実無根の「政治的迫害」と切り捨て、バイデン政権・与党民主党にたいして「報復」攻撃を開始した。トランプ氏の「盗まれた選挙」という虚偽の世界に引き込まれることは避けてきたように見える民主党も「法の執行」も虚偽化する攻撃には受けて立つ構えだ。1年先と思われていた大統領選の緊張がいきなり始まりそうな雰囲気になってきた。