「女帝 小池百合子」出版で再燃した「学歴詐称問題」 都知事選控え問われる説明責任

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 6月18日告示、7月5日投開票の東京都知事選を前に、5月末に発売した石井妙子氏の「女帝 小池百合子」(文藝春秋)がいま、注目を浴びている。6月上旬には7万部を超え、アマゾンの本ランキング(6月10日現在)で3位(議会・国会部門では売れ筋1位)にまで上昇した。石井氏は2016年に「原節子の真実」で第15回新潮ドキュメント賞を受賞しているノンフィクション作家。この本がなぜ注目を集めるのか。石井氏の3年半に及ぶ丁寧で詳細な取材と疑惑とされる数々の新事実の暴露、読ませる文体が444ページもの大著であるにもかかわらず、読者を飽きさせないからだろう。

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「コロナ禍の東京」緊急事態宣言から2カ月 東京アラート発令 レインボーブリッジや都庁を赤色にライトアップ 

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 新型コロナウイルス感染症による死者が7日、世界全体で40万人を超えた。感染者は690万人超。米ジョンズ・ホプキンズ大が集計した。南米ブラジルで急増するなど世界各地で感染者が増え続けており、終息のめどはつかない。
 感染者が最も多いのは米国の190万人で、死者も10万人を超えている。

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「黒人暴行死で抗議デモ」暴力・略奪を煽る白人の左右過激派  黒人は平和デモ守ろうと懸命

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 米国では白人警察官が黒人男性の首を圧迫して殺害した事件が、新型コロナウイルス禍に生活を圧迫された憤まんと重なって、黒人を中心にした抗議デモが全土に広がり、警官隊との衝突や破壊・略奪行動が起こっている。トランプ大統領は軍隊を動員して鎮圧すると強硬姿勢に出ている。だが1日から2日にかけてワシントン・ポスト紙電子版は、極左と極右の白人過激派組織がデモに紛れ込んで暴力化を煽っており、デモ側は懸命に「平和デモ」を守ろうとしていると詳細に報じた。

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「米大統領選」トランプ氏、敗北受け入れ拒否か まさかの「恐れ」が浮上

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 トランプ米大統領の言動がますます強硬さを加えてきた。新型コロナウイルス対策の失策が重なり、低落する人気に回復の兆しが見えないまま、再選のかかる大統領選挙まで5カ月。敵をつくっては攻撃を加え、危機を演出して支持固めをはかるという政治手法を今さら変えることはできない。トランプ氏はどこまで突っ走るのだろうか。「コロナ禍」のもとで大統領選挙は実施できるのだろうか。実施にこぎつけてバイデン氏が勝っても、トランプ氏は「不正選挙の陰謀があった」と叫んで敗北を受け入れないのではないか―議会制民主主義のリーダー国で、まさかと思われるこんな「怖れ」が広がっている。

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「黒川検事長の訓告処分」官邸の責任とメディアの責任 何となく漂う‟幕引き空気”でいいのか

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   週刊文春のスクープで始まった黒川弘務前東京高検検事長と産経新聞記者2人、朝日新聞元記者との賭けマージャン問題。黒川氏が懲戒処分でなく、法務省内規に基づく訓告という軽い処分だったことから、安倍政権による身びいきの甘すぎる処分との批判が相次いでいる。問題の発覚から3日足らずの調査で、大急ぎで出された処分は、「甘すぎる」というよりは、安倍官邸が早々の幕引きを図るために、ろくな調べもせずに結論を出した完全なデュープロセス(適正手続き)違反の処分ではないのか。

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