米ハーバード大学が入学選考で黒人などの少数派を優遇しているのは人種平等を定める憲法に違反するとした米連邦最高裁判決。学生選考には公正が求められるという点で、日本でも関心が寄せられていると思う。だが、米国では奴隷制度を廃止した南北戦争(1861~65年)以後も、政治、社会、文化のいたるところに根強く残る人差別問題のひとつが浮上したに過ぎないともいえる。
<機密文書持ち出し疑惑>トランプ前米大統領が起訴に猛反発 バイデン政権・民主党に「報復」攻撃開始 民主党も対決辞さずの構えで「選挙戦入り」の様相
私邸への機密文書持ち出しを巡って国防情報を不当に保持していたスパイ防止法違反や司法妨害の共謀など七つの罪に問われ、37件の個別事案で起訴されたトランプ前大統領が、起訴事実すべてを事実無根の「政治的迫害」と切り捨て、バイデン政権・与党民主党にたいして「報復」攻撃を開始した。トランプ氏の「盗まれた選挙」という虚偽の世界に引き込まれることは避けてきたように見える民主党も「法の執行」も虚偽化する攻撃には受けて立つ構えだ。1年先と思われていた大統領選の緊張がいきなり始まりそうな雰囲気になってきた。
チャットGPTへの適応策は 一周遅れ取り戻す難しさ あらゆる専門知の結集可能か
対話型生成AI(人工知能)「チャットGPT」が世界に与えた影響の大きさに驚く毎日だ。欧州連合(EU)の欧州議会は6月14日、世界初の包括的AI規制案を採択した。国内でも東京都教育委員会が6月13日、夏休みの宿題でAIの回答をコピーして提出させないなどと注意喚起する通知を、都立学校に出した。こうした報道が続く。チャットGPTを開発・公開したオープンAIの最高経営責任者(CEO)、サム・アルトマン氏自身が、対話型AIの急速な進歩が社会に与えるプラスの影響とともに、悪用のリスクの大きさも指摘し、5月16日の米上院小委員会をはじめ世界各地で規制の必要を訴えている。欧州議会や都教委の対応は至極当然と思われる人は少なくないと思われる。
コラム「政治なで斬り」「公私混同」はなぜいけないのか 政治家の道義と常識の劣化を憂う
どれだけの 恥か気づかぬ 親子かな 増税と いわずに 社会保険料 つい数日前、この時事川柳を新聞の読者欄で見つけた。わずか17文字だが、100行の原稿に匹敵するようなパワーを発揮しているのではないか。
<メディアの世論調査>回答しない人が多数派 NHKの回答率 4カ月連続5割切る
内閣支持などを調べるNHKの5月の世論調査(政治意識月例調査)の回答率は48%だった。今年2月から4カ月連続で50%を切っている。60%台だった10年前と比べると10ポイント以上の減で、調査結果への信頼度が大幅に低下した。5月の朝日新聞、読売新聞の世論調査回答率も40%台だった。先の統一地方選挙の投票率は低く、〈勝利者はまたも投票行かぬ人〉(ウォッチドッグ川柳)という状況だったが、世論調査でも「多数派は回答しない人」という時代が到来したことをデータが示している。メディア各社には現在の電話による調査方法を再検討するなどして回答率を上げ、調査の信頼度を高める努力が求められる。