ウクライナ戦争が長期化し、ロシア軍の残虐な場面が次々に明らかになっている。大国ロシアに立ち向かうウクライナの姿は、自民党の憲法改正論を刺激しており、7月の参院選の行方は、日本の安全保障をめぐる議論にも大きく影響しそうだ。
「日大のドン」としての〝君臨ぶり〟をあぶり出す 読み応えのある充実した第三者委調査報告書 気になる元理事長の判決確定後の動き
独自の「精神共同体帝国」が夢 プーチンの新ユーラシア主義 トランプ登場で衰退した米民主主義に付け込む
市民の集合住宅、負傷者の救急に当たる病院、子どもたちの防空壕となった劇場、避難民が列車を待つ鉄道駅と、狙い撃ったとしか思えない無差別砲爆撃。ロシア軍部隊に席巻された都市や町に残された暴行、拷問の末の殺戮による遺体の山。「戦争犯罪」との国際批判が渦巻くなか、プーチン・ロシア大統領は主戦場を北部から東部や南部に移して新たな大攻勢に乗り出している。プーチン氏はなぜ、ここまでやるのか。何が欲しいのだろうか。
法務省はなぜ設問の変更を 選択的夫婦別姓賛成は減少? 家族の法制に関する世論調査 男女共同参画担当相が批判
ウクライナ情勢から目が離せないので、マスコミの扱いがこの程度でも仕方ないか。野田聖子男女共同参画担当相が3月25日に記者団に調査手法を批判し、古川禎久法相が29日の記者会見で反論した「家族の法制に関する世論調査」(3月25日内閣府公表)について、こんな思いを抱いていた。しかし、法務省といえば、前例を重視する姿勢がひときわ強そうな役所ではないのか。その法務省が、今回、前4回の調査で続けていた選択的夫婦別姓制度に関する設問と選択肢の記述を大幅に変えたのはなぜか。相当な理由があるとみるのが妥当だろう。
✺神々の源流を歩く✺
第34回 宗像大社
◆古代祭祀の宝庫、海の正倉院
JR鹿児島本線東郷駅から宗像大社前でバスを降りると、すぐ目の前が宗像大社である。祭神は田心姫神(たごりひめ)、湍津姫神(たぎつひめ)、市杵島姫神(いちきしまひめの三女神である。
社殿は海を向いて建てられ、沖ノ島の沖津宮に田心姫神、大島の中津宮に湍津姫神、辺津の宮に市杵島姫神の方向を向いていて、この3社を合わせて宗像大社と呼ばれる。全国の六千近くある宗像神社の総本社でもある。古代から日本と朝鮮を結ぶ「海北道中」(うみのきたのみちのなか)の守護神とされ、古事記、日本書紀も重要視していることがうかがえる。