第35回 細石(さざれいし)神社
◆「天孫降臨」の地は筑紫の日向
JR筑肥線波多江駅から田園地帯をバスで約10分。細石とは曰くありそうに思えるが、古くは「佐々禮石神社」と書いた。福岡県糸島市三雲の細石神社は、参道の両側に村社と彫った石碑が立ち、本殿はこじんまりしているが、境内は手入れが行き届いている。小さな丸い石が沢山固まったような岩にさざれ石と説明がついていた。
JR筑肥線波多江駅から田園地帯をバスで約10分。細石とは曰くありそうに思えるが、古くは「佐々禮石神社」と書いた。福岡県糸島市三雲の細石神社は、参道の両側に村社と彫った石碑が立ち、本殿はこじんまりしているが、境内は手入れが行き届いている。小さな丸い石が沢山固まったような岩にさざれ石と説明がついていた。
ロシア軍の侵攻で始まったウクライナの戦闘は間もなく3カ月、プーチン・ロシア大統領が侵攻作戦の成否を賭けた東部ドンパス戦線の戦いでも、ロシア軍は一進一退の苦しい戦いを強いられている。米政府はこうした「膠着状況」からロシアが長期戦に引きずりこもうとしている(5月10日ヘインズ国家情報長官議会証言)とみる。
ウクライナ戦争が長期化し、ロシア軍の残虐な場面が次々に明らかになっている。大国ロシアに立ち向かうウクライナの姿は、自民党の憲法改正論を刺激しており、7月の参院選の行方は、日本の安全保障をめぐる議論にも大きく影響しそうだ。
市民の集合住宅、負傷者の救急に当たる病院、子どもたちの防空壕となった劇場、避難民が列車を待つ鉄道駅と、狙い撃ったとしか思えない無差別砲爆撃。ロシア軍部隊に席巻された都市や町に残された暴行、拷問の末の殺戮による遺体の山。「戦争犯罪」との国際批判が渦巻くなか、プーチン・ロシア大統領は主戦場を北部から東部や南部に移して新たな大攻勢に乗り出している。プーチン氏はなぜ、ここまでやるのか。何が欲しいのだろうか。