最近の野党情勢を見て気になることは、自民党の安倍晋三元首相の核の共有論に対して日本維新の松井一郎代表、そして国民民主党の玉木雄一郎代表と相次いで同調して核政策の見直し論を展開したことである。玉木氏は、政府の予算案への賛成など、野党の枠を乗り越えるような言動もみられる。
欧州を覆う核物質の恐れ ウクライナの原発攻撃 「まさか」が覆させられるプーチンの戦争
3月4日付けの共同通信電は、ウクライナ南部のザポロジエ原発をロシア軍が攻撃、火災が発生していると報じた。同原発には原子炉が6基あり、欧州最大級の発電能力を持つ。ウクライナのクレバ外相がツイッターで発しているもので、「全方位から砲撃を受けている」というものの具体的な被害状況は分かっていない。ウクライナは「原発の安全は確保」と述べ、国際原子力機関(IAEA)も安全性を担保しているが、実際に確認したわけではない。戦闘状態の中掌握できているのだろうか。
ロシアのウクライナ侵攻 キエフ包囲網で政権屈服図る ウクライナが予想外の抵抗、プーチンに募るいら立ち 141カ国がロシアの侵攻を非難、国連総会が撤退要求を決議
ウクライナ時間で2月24日(木)午前5時6分(日本時間午後0時6分)、「タス通信によると、ロシアのプーチン大統領はウクライナ東部ドンバス地域を守るため、軍事作戦の実行を決断したと表明した」との共同通信のフラッシュ(至急報)が全国へ流れた。それから1週間、約19万人とみられるロシア軍は各方面から隣国ウクライナへ全面侵攻し、首都キエフを大軍で包囲する構えを強化している。
圧倒的なBBCのウクライナ報道 他の国際報道機関とは比べものにならない速さと豊かさ
ウクライナへのソ連の侵略戦争が始まってから、7日が過ぎた。プーチン政権下のロシア軍は、核兵器の使用までチラつかせた激しい砲爆撃で、すでに軍事占領している東部国境地帯から、首都キエフはじめ全土の都市の支配を目指している。しかしゼレンスキー大統領の揺るがない指導のもとで、ウクライナ軍の抵抗は強固で、ロシア軍側にも死傷者が増えている。
「米民主主義が危ない」トランプの勢いに陰り―党内から「盗まれた選挙」批判が公然化、選挙戦に波紋 注目されるバイデン年頭教書内容
大統領選挙を「盗まれた」という虚偽の世界に共和党を取り込んで政権奪還を狙うトランプ前大統領の勢いに、急に陰りが生じている。トランプのゴリ押しに党本流から公然とした批判が突き付けられた。その背後には、議事堂襲撃事件の捜査が進み、トランプをじわじわと追い詰めてきたことがある。民主党支持票抑圧を狙うトランプ攻勢と党内の足並みの乱れで苦闘してきたバイデン政権にとっては、形勢立て直しのチャンスである。バイデン大統領が3月1日の年頭教書で国民に何を訴えるのか、注目される。