コラム「政治なで斬り」トップダウン政治かボトムアップ政治か ソ連からの小児麻痺ワクチン輸入で戦った古井厚相の覚悟 

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 安倍、菅政権の政治はトップダウンと言われるが、国会答弁は迷走気味で、コロナ担当3閣僚の足並みも乱れがちだ。首相の持てる機能を発揮してほしいところだが、気の早い向きには内閣人事局の廃止論が出始めた。制度はなんでも一長一短があるもので、トップダウン、ボトムアップにも功罪の両面がある。
      
 実は60年前にポリオ小児麻痺が流行し、ポリオワクチンを急きょ当時の社会主義国、ソ連(現ロシア)から緊急輸入して蔓延を防いだ古井喜実厚相(厚労省)の覚悟と決断にこの問題を解くヒントがありそうだ。

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「総務省接待事件」

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NTTが野田、高市両元総務相ら政務3役にも高額接待 中立性・独立性高い「第三者委員会」で徹底検証を

   おそらく、総務官僚や自民党の「電波・通信族(以前は『郵政族』といった)」の国会議員は週刊文春が放つ〃文春砲〃におびえているのではないか。特に毎週水曜日の夕方、インターネットに載る文春オンラインの動向については、気にせざるを得ないはずである。

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新たな「安全神話」も、不十分な確率論的リスク評価 福島原発事故10年目の実態 

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 東日本大震災発生から丸10年、被災者たちはどのような人生を強いられたか。連日、新聞紙面をにぎわしている記事を読むたびに、どうしても思いが至ってしまう。どうということも起きなかったわが身の10年間に。そうした中で、原子力発電についてあらためて考えさせられた記事があった。「途切れていたベント配管 謎だった高線量 東電の設計不備」という2月28日の朝日新聞朝刊1面トップ記事だ。

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「総務省接待事件」やりたい放題の子飼い官僚たち 新たに「携帯値下げ」のNTTからの接待発覚 菅首相の“天領”で起きた事件

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   3月4日発売の週刊文春3月11日号によると、菅(義偉)首相は「文春の報道以来、正剛氏と何度も話をしているのですが、『あいつはこう言っているんだ』などと長男の言い分を鵜呑みにして周囲に語っています。この期に及んで『俺がこういう立場だから(書かれた。)。あいつは(上司に)呼ばれて行っただけで、主体的に接待をしたわけじゃない。(39件の接待のうち)20件ぐらいだけだろ』などと擁護しているのです」(官邸関係者)などと、グチっているという。

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