敦賀は渡来人にとって重要な地だった
若狭地方は若狭湾に面し、湾内は敦賀半島、内外海半島、大島半島をはじめ多くの入江や島などからなり、静かな良港である。敦賀から福井行の特急に乗ると、隣の今庄との間に木ノ芽峠という山塊が立ちふさがる。今は北陸トンネルができ一気に通過してしまうが、それまでは冬の間は雪で人の通行が何カ月も途絶え、これが北陸七カ国、若狭、越前、加賀、能登、越中、越後、佐渡の開拓が遅れた理由とされる。
若狭地方は若狭湾に面し、湾内は敦賀半島、内外海半島、大島半島をはじめ多くの入江や島などからなり、静かな良港である。敦賀から福井行の特急に乗ると、隣の今庄との間に木ノ芽峠という山塊が立ちふさがる。今は北陸トンネルができ一気に通過してしまうが、それまでは冬の間は雪で人の通行が何カ月も途絶え、これが北陸七カ国、若狭、越前、加賀、能登、越中、越後、佐渡の開拓が遅れた理由とされる。
たとえ、秘書がやったとして刑事責任は免れても、一国の首相が国会の場で何度も繰り返し、国会や国民を結果として堂々とだました政治責任は大きい。前例もあるのだから、偽証罪のある国会での「証人喚問」は当然である。また、2度にわたり、9年近くも首相をつとめた政治家として議員辞職だけでなく、引退も考えてほしい。安倍晋三前首相の後援会が「桜を見る会」の前日に開いた前夜祭(夕食会)の費用を安倍氏側が補填していた問題である。
菅義偉首相の故郷、秋田県湯沢市を11月末に訪れた。人口減少に悩む豪雪地帯で、枯葉が散り、すでに寒波が襲来し、雪が降り始めた。湯沢市の街道筋にある自民党支持者宅前には、菅首相のポスターが人通りもない歩道脇に、ひっそりと立てられていた。ポスターには「国民のために働く。」と書かれていた。
苦渋の決断だったのだろう。新型コロナウイルス感染拡大に歯止めがかからない中、強くこだわっていた観光支援事業「Go To トラベル」。菅義偉首相は、ついに年末年始の全国一時停止を表明した。経済への配慮にこだわってきた菅首相だが、批判の高まりと内閣支持率の急落で方針転換を強いられた形だ。専門家が強い警告を出してきたのに、小出しの対策に終始し、後手後手に回って、結局、全国一時停止に追い込まれてしまった。
東京新聞は12月8日付社説で、「鶴彬獄死の末にある戦」という見出しで戦前の反戦川柳作家・鶴彬を取り上げた。社説は、鶴の作品と川柳弾圧を主軸に、79年前に日本が米英に宣戦布告し戦争を始めた開戦の日を振り返りながら、現政権による日本学術会議会員候補の任命拒否という足元の事象との関連で論を展開、学問・表現に対する弾圧は戦争への道につながるという歴史の教訓を学ぶことの大切さを訴える異色の論説となっている。