トヨタグループの不正が次々と明らかになっている。日野自動車、ダイハツ工業に加え、豊田家の本家筋である豊田自動織機でもエンジンの認証手続きに関する不正が行われてきたことが表面化。問題が起きた各企業の調査報告書を見ると、開発の現場が競争に追われて、遅れてはならないというプレッシャーに負けて不正に手を染めてしまってと言うことのようだが、これだけ不祥事が連発するのは、背景に根深い要因があるのではないかと思わざるを得ない。世界ナンバーワンの自動車グループのトヨタで何が起きていたのだろうか。
<ガザ情勢>容易に戦争を止めようとせずなぜここまでこじれたのか 「反ネタニヤフ」は「反イスラエル」ではない ハマスとイスラエルの2国家共存潰しの「悪魔の同盟」
パレスチナ紛争とは何か。4分の3世紀に及んで流血の衝突を繰り返したあげくの4カ月、このままではジェノサイド(民族皆殺し)になると国際司法裁判所(ICJ)から警告を突き付けられてもなお、容易には戦争を止めようとしない。パレスチナ紛争はなぜ、ここまでこじれしまったのか。
東京23区内の新築マンションの平均価格が1億円超す とどこまで上昇するか首都圏のマンション価格
調査会社の不動産研究所の発表によると、昨年発売された東京23区内の新築マンションの一戸当たり平均価格が1億1483万円となり、初めて1億円の大台を超えた。一昨年と比べて39・4%も急騰した。東京、神奈川、埼玉、千葉の一都三県の新築マンションの平均価格は8101万円で28・8%上昇、3年連続で過去最高を更新した。
<自民党派閥の政治資金パーティー巡る事件>日本再興には「安倍的政治」の総括が欠かせない 裏金疑惑、旧統一教会、アベノミクスに通底する保守政治の「澱」
年末にマイナス17度のソウル市にある国立博物館を訪ねた。上の階から見ようと3階の一室に飛び込んだら「君子務本。本立而道生」(君子は本を務む。本立ちて道生ず)と黒々と書かれた屏風が目に飛び込んだ。人は根本である思想とか信念など人生の軸をもたないといけないと言っている。実は間もなく、一万円札の表紙になる近代経済の父といわれる渋沢栄一も、論語のこの一節を生涯大事にした。
<ガザ情勢>無差別に民間人の生命奪うイスラエルの攻撃 ハマスもネタニヤフ首相も否定の「二国家共存」へ戻れるか 非人道戦争押し通す首相の進退が焦点、戦争では解決できないパレスチナ紛争
戦闘員か非戦闘員か、男か女性か子どもかの区別なく、クリスマスも新年も休むことなく無差別に民間人の生命と生活を地域ごと破壊し続ける異常な戦争。2024年に入り3カ月を経過しところでイスラエル政府・軍はようやく、パレスチナ自治区ガザでの作戦の再編成・縮小による長期戦に切り替えるとしながら多数の住民に犠牲をもたらす無差別攻撃を継続。さらにガザを実行支配するイスラム組織ハマスの友党でレバノンの親イラン民兵組織ヒズボラとの本格的な戦闘にも乗り出そうとしている。イスラエルのネタニヤフ政権はなぜ、後ろ盾である米国も含めた国際世論の厳しい批判を浴びながらもこの非人道的戦争をあくまで押し通そうとしているのだろうか。その表と裏を探った。