「文春砲」が世界のトヨタ自動車のトップに批判の矢を放った。週刊文春2月29日号(22日発売)の「巨弾レポート 豊田章男トヨタ会長はなぜ不正を招いたのか」との8ページにわたるトップ特集記事のことである。サブタイトルに「元コンパニオンの重用、日経新聞を拒絶・・・」と、何か意味ありげな言葉が並ぶ。
社会的評価低い博士人材の積極的育成・活用 産業界ようやく真剣に対応か 経団連が本格的検討基に提言
日本経済団体連合会会長、第二次臨時行政調査会会長など産業界にとどまらない幅広い活動で知られた土光敏夫氏(故人)が、東京工業大学の前身、東京高等工業学校の卒業者であることはある程度知られていたと思われる。しかし、晩年、技術士に対する社会の評価向上に努めたことを知る人はほとんどいないのではないか。技術士というのは技術士法に基づく立派な国家資格。しかし、高度専門人材という面で似たところがある博士に比べると社会の認知度が低すぎる、というのが土光氏を動かした大きな理由のようだった。
「トヨタ子会社の認証不正問題」 問われる「トヨタ生産方式」の在り方 ダイハツの社長更迭を幕引きしてはならない 親会社トヨタのガバナンス上の問題でも第三者委員会調査の検討を
世界のトヨタ自動車で相次ぐ子会社による「認証不正問題」が深刻化している。 認証試験をめぐる不正が発覚したダイハツ工業と親会社のトヨタ自動車は2月13日、ダイハツの奥平総一郎社長ら取締役6人のうち5人を退任させる人事を発表した。奥平社長の後任にトヨタの井上雅宏・中南米本部長を起用、取締役はダイハツ生え抜きで残留した星加宏昌副社長とトヨタから2人(うち1人は非常勤)の4人体制とするほか、会長ポストは廃止した。奥平社長もトヨタ出身だった。
<自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件>繰り返される「政治とカネ」の問題 裏金疑惑から政治資金報告書の虚偽記載の刑事事件に発展 どう事件は展開したのか追ってみる
「政治とカネ」の問題は田中金脈、リクルート事件、東京佐川急便事件と繰り返されてきた。今回は派閥の政治資金パーティー収入が議員にキックバックされ、裏金化したのではないかとの疑惑に発し、政治資金収支報告書の虚偽記載という刑事事件に発展した。事件はどう展開したのかを追ってみた。
✺神々の源流を歩く✺
第47回 二つの那須加美乃金子神社
対馬には同名の神社が多い。那須加美乃金子神社(なすかみのかなこじんじゃ)も2社ある。まず対馬の北東部にある上対馬の小鹿(おが)を訪れた。道路に沿っているが木立に覆われて、鳥居と歴史のありそうな石灯籠が目に入らなければ通り過ぎてしまうところだった。