✺神々の源流を歩く✺

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第45回 古代神道引き継ぐ対馬の赤米神事
天孫族と海神族を結ぶ 

 対馬には古代神道を引き継いでいる赤米を使った「赤米神事」が千数百年続けられている。対馬の豆酘出身の郷土史家、城田吉六氏の「赤米伝承―対馬豆酘村の民族」によると、赤米の神事は、対馬の多久頭魂神社と鹿児島県の種子島の宝満(ほうまん)神社、それに岡山県総社市の国司(くにし)神社の3カ所で、それが「瀬戸内海を通り、他の文化とともに順次、畿内へと普及したのではないか」としている。

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〖山崎博康さん逝く〗激動の旧ソ連・東欧取材に足跡 共同通信OBらが偲ぶ会

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 共同通信社でワルシャワ、モスクワ支局長を務め、東欧と旧ソ連の激動期を現場でウオッチし続けた山崎博康さんが7月18日に逝去された。享年75歳。独り暮らしの病死でした。共同外信部のOB、OGを中心に55人余が9月29日、山崎さんを偲ぶ会に集まり、旧ソ連・東欧の取材に情熱を傾けてきた山崎さんを追悼し、旧ソ連・東欧の取材に渾身を傾けた思い出を語りました。

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<処理水海洋放出(下)>高放射性廃棄物・再処理の前途 強まる科学者・専門家の責任

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 将来世代に責任を押し付けざるをえない廃炉以上に困難な原子力開発利用の問題とは何か。比田勝尚喜対馬市長が「文献調査」を受け入れないと意思表示した高レベル放射性廃棄物の最終処分場建設がその一つといえる。「文献調査」というのはこの先、何年かかるか分からない処分場選定・建設作業の入り口にすぎない。

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<処理水海洋放出(上)>浮かび上がるか厄介な真実 一般国民により確かな情報を

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 長崎県対馬市の比田勝尚喜市長が9月27日、高レベル放射性廃棄物の最終処分場選定作業の第1段階となる「文献調査」を受け入れない意向を表明した。福島第一原発の処理水海洋放出が招いた日本の水産業界をはじめとする深刻な状況が、市長の判断に決定的ともいえる影響を与えたのだろう。10月2日には東京電力ホールディングスが、風評被害を受けた漁業者らへの賠償手続きを始めた。これを伝えた日経新聞は「中国による水産物の輸入禁止で風評被害は全国に及び、現時点で影響額は100億円規模になったとみられる」としている。処理水海洋放出に強く反発する中国政府の姿勢が変わる兆しも見えない。

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「ジャニーズ会見NGリスト問題(下)」 NHKのスクープで大きく変わった局面 事務所側はリスト作成に関与せずと全面的に反論 お粗末で無責任な対応 メディアの動向見ている読者や視聴者

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 NHKが10月4日午後7時のニュースで、2日の記者会見で特定の記者を質問させないようにする「指名NGリスト」が作られていたことをスクープ報道し、局面が大きく変わった。NHKのカメラは、会見会場でリストを持ち歩く運営スタッフの姿をとらえていた。この後、ジャニーズ事務所がリストの存在を認めるコメントを出したため、民放もその日のうちにこの事実を報道、翌5日付朝刊では新聞各社も追いかけた。5日以降、テレビの情報番組も連日、大きく取り上げることになる。

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