反戦ジャーナリストの遺志継ぐむのたけじ賞が「障がい者差別」で終了 45年前の講演での発言で 「ジャーナリストとしての感覚の鈍さを批判されても仕方がない」 当事者と向き合い「謝罪」すべきだったのでは   

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 2016年8月に101歳で亡くなるまで終生、反戦を訴え続けたジャーナリストとして知られたむのたけじ(本名・武野武治)さんに約45年前の講演会で「障がい者差別発言」があったとして、その遺志を継ぐために設けられた「むのたけじ地域・民衆ジャーナリズム賞(むのたけじ賞)」を終了すると同賞実行委員会が5月31日、発表した。共同通信などが報じた。

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日本の学術・科学技術どう評価 企業、大学に対する関心は高いか 読みにくい中国人の対日観

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 2004年に亡くなった時には英タイムズ紙が紙面の半ページを使い追悼記事を載せた。ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス教授など英国での研究生活が長くノーベル経済学賞に最も近かった日本人ともいわれる森嶋通夫氏。生前、森嶋氏が明言していたと聞いたことがある。「日本はいずれとるに足らない国になる」と。欧米先進国の人たちがこれまで日本や日本人に深い敬意を払った時期があるのか疑問だが、筆者が最近、気になるのはお隣中国人の日本に対する関心の度合いだ。

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論調大きく異なる東京新聞と産経新聞が互いにたたえあう 教員わいせつ裁判傍聴での横浜市教委職員動員問題の記事で 記者に求められる「足で稼ぐ取材」の基本で一致 「ジャーナリズムとは何か」の原点 

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 安全保障や憲法改正などの問題で論調が大きく異なる東京新聞と産経新聞だが、元校長ら教員によるわいせつ裁判傍聴で、横浜市教委が職員を動員して一般傍聴を妨害したととられかねない問題をめぐって両氏が紙面で互いにたたえあった。インターネットの進出により、かつてより大幅に部数を減らし、メディアとしての生き残りを模索するオールドメディアの代表格の新聞。その紙面で「足で稼ぐ取材」というジャーナリズムの基本中の基本問題では一致した。

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「二国家共存」の原点回帰へ アラブ周辺国とパレスチナ自治政府でガザ統治、ネタニヤフとハマス封じ込め後の「和平構想」動き出す

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 反イスラエル組織ハマス最後の拠点、ガザ最南部ラファへの軍事侵攻にネタニヤフ・イスラエル首相が国際世論を振り切っていつ踏み切るのか。緊迫した状況が2カ月余り続く中で、「パレスチナ和平」へ向けた新しい動きが始まっている。米国、エジプト、カタール3国の休戦案をハマスが突然受け入れ、バイデン米大統領のイスラエルに対する大量破壊爆弾の供与停止、ネタニヤフ戦時内閣の国防担当閣僚の相次ぐネタニヤフ批判、米国とサウジアラビアの急接近、その他・・・。これらをつないでいくと、バイデン氏がすでにネタニヤフ氏に見切りをつけて、ネタニヤフ批判派と米国、および周辺のアラブ有力国が加わった国際的なパレスチナ紛争解決グループが新政権つくりを後押ししてパレスチナに永続的平和をもたらそうーという「ガザ・ネタニヤフ以後」の長期戦略に取り掛かっていることが浮かび上がってくる。

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