第26回 滋賀県 日撫神社(ひなで) 山津照神社(やまつてる)
東海道本線米原駅から、米原市顔戸(ごうど)の集落まで、往古を思い浮かべながら2キロぐらい歩くと、突然、見上げるような鳥居が現れた。少し先に「式内日撫神社」と大きく彫られた石標が立つ。ここからはじまる参道には小ぶりの石灯籠が両側に並ぶ。
祭神の少毘古名命(すくなびこな)は、大国主命の国造りを助けたとされる。神話では一寸法師のように小さかったといわれ、それにちなんで灯籠も小さいのかもしれなかった。この辺りは天日槍一行のなかでこの地に残った人々が、息長と名乗って開発したとされる。