コラム「政治をなで斬り」自民党総裁選は菅氏が独走態勢 野党合流新党は現状打破できるか 巷に渦巻く不満や批判  

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 安倍晋三首相の後継を決める自民党総裁選は、菅義偉官房長官(71)が独走状態に入り、石破茂元幹事長(63)、岸田文雄政調会長(63)を大きく引き離している。菅氏は国会議員支持の割合の8割に迫り、全体、党支持層ともに圧倒的な首位に立った。菅氏は党内7派閥のうち5派閥を固め、無派閥の議員も大半が菅氏に流れたようだ。総裁選は14日の両院議員総会で投開票が行わるが、菅氏の勝利は動きそうになく、次期首相に菅氏が選ばれる可能性が大きい。

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「米大統領選」白人至上主義VS過激左翼 混乱引き起こして再選狙うトランプ氏 選挙の行方大きく左右

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 米大統領選挙の投票まであと2カ月。再選を狙う共和党トランプ大統領と政権奪回を目指す民主党バイデン候補(オバマ政権副大統領)との攻防戦が険悪な様相を呈してきた。民主党が後押しする「黒人の命は大切」(BLM)運動に対抗してトランプ支持の保守派や極左白人至上主義勢力が動員をかけ、これに一部の極左勢力も介入して衝突事件が発生、死傷者が出る事態が続いている。この間も黒人が警官の暴力的取り締まりによって死亡したり、重傷を負ったりする事件が後を絶たない。トランプ氏は選挙結果を受け入れるかとのメディアの質問に依然、回答を拒否している。米国の民主主義はどこへ行こうとしているのだろうか。

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✺神々の源流を歩く✺ 第5回「白鬚神社」

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琵琶湖の厳島 渡来人が信仰

 春3月、近江の神社をめぐった。琵琶湖周辺は渡来人が開拓したところが多く、珍しい名前の白鬚(しらひげ)神社の由来を知りたくなった。大津駅から湖西線を北上し高島駅で下車。1台あったタクシーに乗って、10分ほどで白鬚神社に着く。白砂青松の向こうに広がる湖面はまぶしい感じだ。湖の中に建つ朱塗りの鳥居は、琵琶湖の厳島と呼ばれ、創建は垂仁天皇25年という伝承を持つ。神社の後ろの小高いところに古墳群があって、いい伝えなどからも相当古そうだ。

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「ポスト安倍」このようなやり方で日本のトップが決められていいのか 次の政権すら〃私物化〃しようとする安倍首相

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 「次は菅さんにまかせたい」。任期途中で潰瘍性大腸炎再発を理由に辞任を表明した8月28日、安倍晋三首相は周辺にこう漏らしていた。さらに「自分が言わなくても、菅さんの出馬を求める声が出るだろう」とも付け加えたという。9月4日、時事通信が報じた。この報道だと、安倍氏はすでに後継者を菅義偉官房長官に決めていたことになる。安倍氏は二階俊博自民党幹事長に総裁選について一任していた。だからこの後の流れは、安倍氏の意向を受けた二階氏の独壇場となった。茶番劇の始まりだった。

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国家公安委員が身分伏せ「黒川問題」で官邸迎合コラム   読売新聞の元論説主幹が古巣の紙面に

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 公益財団法人、新聞通信調査会が発行する月刊誌「メディア展望」9月号に、共同通信編集局長を務めた元同僚の江畑忠彦氏が寄稿した「国家公安委員の首相官邸迎合記事」と題する記事が大きく掲載された。その内容は、6月20日付の読売新聞朝刊の解説欄に「法務・検察の不都合な真実」という見出しで掲載されたコラム「補助線」の筆者、小田尚(たかし)氏の署名肩書が「調査研究本部客員研究員」とされているのに、実は同氏は読売を退社した現役の国家公安委員であることが伏せられた、おかしなスタイルなのを真っ向から批判したものである。

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