石破茂首相の退陣表明に伴う9月22日から始まった自民党総裁選がいよいよ終盤に入った。投開票は10月4日。5人の候補者に対しては、自民党員以外は投票できない。そのような意味では〃国民不在〃ということになる。自民・公明の与党が衆参両院で少数となった中で、一応、多数派となったはずの野党が首相候補者選びでまとまろうともしないことから「比較第1党」の自民党が不戦勝となる見通しだ。これに勝ち上がれば、勝者は首相の座を射止めることになる総裁選。目立ったのは、参院選敗北の原因を、躍進した参政党の〃排外主義〃に求め、各候補が「外国人問題」や「外国人規制」に重点を置いたことである。
コラム「番犬録」第6回 世の中がだんだんおかしくなってきていないかー何か嫌な予感がする 「戦後80年見解」大丈夫か 進むトランプ政権のマスメディア支配の野望 「まるでマッカーシー時代の『赤狩り』」 「言論の自由の国」はどこへ行く 米国も後押しするイスラエル軍の〃皆殺し作戦〃 石破政権は「パレスチナ国家」承認見送り 「排外主義」の源は〃体感治安〃というくせものにあり
一時は野党支持者までが「辞めるなデモ」に参加した「石破支持現象」とは何だったのかー。国会答弁の丁寧さや誠実に見える人柄で世論調査での人気が増していた石破茂政権。辞任表明後もイスラエルへの圧力を目的とした「パレスチナ国家承認」を「承認すれば、イスラエルが態度を硬化させ、パレスチナ・ガザの情勢が一層悪化する」とのいかにもとってつけた理由で承認を見送った。とても納得できない。
ドキュメント「石破首相苦闘の軌跡」 首相退陣までの孤独な50日間
参院選で「与党過半数割れ」となった石破茂首相は直ちに退陣かと思われたが、50日間粘りに粘ったものの最後は力尽きた。9月7日の退陣記者会見で「私は党内で大きな勢力を持っていない。融和に誠心誠意努めてきた。それが結果として〝石破らしさ〟を失った。『どうしたら良かったのかな』という思いはある」と正直に心境を吐露した。孤独な闘争の軌跡をたどってみた。
コラム「番犬録」第5回 「石破氏降ろし」に加担したマスメディアの姿勢に国民の不信感募る 「誤報」の 読売、毎日両紙は組織ジャーナリズムとしての自覚があまりにも足りないのでは 自民党の参院選敗北の総括は〃右旋回〃の兆しに見える
今回は9月7日の石破茂首相の退陣表明が中心だ。7月20日の参院選投開票での自民党の敗北で石破氏が退陣するのは時間の問題だった。問題なのは、新聞を中心とした大手メディアの姿勢である。政治報道の中では、国政選挙で2連敗すれば、首相がその責任を取って退陣するのは当たり前と考えたのかも知れない。ところが、今回はその〃当たり前〃が世論調査で覆され、世論はどちらかと言えば「石破氏は辞める必要がない」が「辞めるべきだ」を上回った。多数を占めた野党が連立に向けて協議すらできない状況下で、「比較第1党」が政権を担っても世論の同意があれば、かまわないのではないか。多党化時代を迎えた日本の民主主義にとってこんな当たり前のことがなぜ、このような結論になってしまったのか。世界的には、欧州を見ても分かるように、国民の多様な考え方の広がりに伴い多党化はむしろ常識になってきている。
✺神々の源流を歩く✺
第57回 天手長男神社 天手長比売神社 物部布都神社
神社は、壱岐の表玄関、郷ノ浦港の北東方向の森の中に、天手長比売(あまのたながお)神社址、天手長比売(あまのたながひめ)神社、物部布都(もののべのふつ)神社の三社が同じ境内に鎮座している。壱岐の国一之宮である。