「信」薄き長期政権と「コロナ危機」

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 新型コロナ危機との戦いが迷走を続けている。少数の側近に囲まれた安倍晋三首相の人気取り政策に国民の不信は深まるばかりだ。感染拡大阻止の決戦場となった首都圏や関西圏などでは、知事が独自の対策強化へ動き出した。自民党内の若手議員グループも沈黙を破って首相批判の声を上げた。その中で機器も装備も人手も欠乏して医療崩壊に瀕する医療現場では、医師や看護師たちが命懸けの苦闘を続けている。

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「コロナ差別」という害悪 「不安」が招く負の連鎖 日赤が告発の「宣言」

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 日本赤十字社が3月末に出した「新型コロナウイルスの三つの顔を知ろう!」という「宣言」をご存じだろうか。分かりやすいイラストも付いており「負のスパイラルを断ち切るためのガイド」だという。このところ、日本の内外でのコロナウイルスの感染の拡大とともに目立ってきた「コロナ差別」について、日本を代表する医療機関の現場から出された告発の〃宣言〃ともいえる。興味のある方は、インターネットやスマホで是非、ご覧ください。

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辺野古新基地工事の「怪」

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 沖縄県の反対を押し切り、名護市辺野古で進められている米軍新基地建設の護岸工事で、沖縄防衛局が3月末までに6件の護岸・岸壁工事を途中で打ち切っていたと4月5日付「しんぶん赤旗日曜版」がスクープとして報じた(実際の発行は2日)。地元の琉球新報が5日に追いかけているが、在京全国紙には見当たらない。
 辺野古新基地建設では大浦湾側の地盤が超軟弱の「マヨネーズ層」といわれる地盤であることが遅くとも2016年には防衛局内の調査報告で明らかになっており、当初は「設計変更の必要はない」としていた防衛省も、今月中に設計変更の申請を沖縄県に提出する構えを見せているが、新型コロナウイルス感染で日本中に深刻な影響が出ている最中、事実上「ドブに捨てる」ような工事の強行を続けることが問われなければならない。

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「緊急事態宣言」閉塞感打ち破る心の準備を コロナ禍を笑い飛ばそう 守るべきは命、そして遊び心

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 新型コロナウイルス感染の拡大で、世の中にうっとうしい雰囲気が広がっている。一斉休校、そして、緊急事態宣言の発令で極に達している。対策は、命を守ることが第一で、経済の分野も大きな柱になっているが、もう一つ大事なことは、この閉塞感を打ち破る「心の対策」だ。その決め手は、コロナ禍や愚策を川柳などで笑い飛ばし、遊び心を維持していくことだ。

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「緊急事態宣言を考える」このような時だからこそデュープロセスが大切だ 「伝家の竹みつ」と呼ばれるが

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  4月8日午前零時、「緊急事態宣言」が発効した。緊急事態宣言は2011年3月の東電福島第1原発事故で出た(現在も継続中)ことがあるが、新型コロナウイルス特措法では初めてである。外出自粛要請や施設の使用停止という私権を制限する措置が可能となることなどから、〝劇薬〟と言われてきた。しかし、時間がたつにつれ、感染者拡大が止まらず、「要請」や「指示」にとどまるなど特措法には、罰則がなく、「強制力」に限界があること。それに加え、小池百合子東京都知事が3月下旬に繰り返し「ロックダウン(都市封鎖)」との強いことばを使ったことが世間の不安をあおって、メディアなどでは特措法について、「伝家の宝刀」ならぬ「伝家の竹みつ」とのことばも飛び交い始めている。

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